絵画に課税される固定資産税

mixi内の発言ですが。

(読めない人は連絡くれればコピーを送ります)

会員なら誰でも読めるコミュでの発言ということで引用します。

先日、村上隆さんの「芸術起業論」(幻冬舎)を読みました。
アメリカでは絵を買うと税金が控除されるのに、日本では反対に固定資産税がかかってくるので、絵を買いにくいのだと書かれていました。

mixi 美術館・博物館 展示情報 | 絵を買ったことありますか? (2007年06月23日 08:58 #92)

こんな話は初耳なんですが、これ本当でしょうか?

固定資産税は、1月1日(賦課期日)現在の土地、家屋、償却資産(これらを「固定資産」といいます。)の所有者に対し、その固定資産の価格をもとに算定される税額を、その固定資産の所在する市町村が課税する税金です。

<税金の種類><固定資産税(償却資産)> | 東京都主税局

土地、家屋、償却資産ですよね?

一方、友人が個展をしたので半分義理で買い求めた風景画は、20年たったらすっかり精彩をなくして、先日捨ててしまいました。16万円もしたんだけど・・・

mixi 美術館・博物館 展示情報 | 絵を買ったことありますか? (2007年06月23日 08:58 #92)

20年で飽きる絵は耐用年数20年の償却資産だ……という冗談だろうか? (全然面白くないよなあ)

一般的に言えば、絵画は減価する償却資産のような感じはしないんだけど。

……と思って検索してみたら、

書画骨とうのように、時の経過によりその価値が減少しない資産は減価償却資産に該当しないのであるが、次に掲げるようなものは原則として書画骨とうに該当する。

(1) 古美術品、古文書、出土品、遺物等のように歴史的価値又は希少価値を有し、代替性のないもの

(2) 美術関係の年鑑等に登載されている作者の制作に係る書画、彫刻、工芸品等

(注) 書画骨とうに該当するかどうかが明らかでない美術品等でその取得価額が1点20万円(絵画にあっては、号2万円)未満であるものについては、減価償却資産として取り扱うことができるものとする。

http://www.nta.go.jp/category/tutatu/kihon/houjin/07/07_01_01.htm

つまり高いものは償却資産にならないから固定資産税もかからない。

安いのはどうなのか?

「取り扱うことができる」ってのが微妙だが。個人で持ってたら経費にはならないけど償却資産だから固定資産税がかかるってことか?

もしそうなら、こまごましたものを数百点、千点単位で持ってるやつは結構な額の税金になるだろうな。耐用年数がどれくらいなのかわからんけど。

村上隆の本の何ページに固定資産税の話が書いてあるのか知りたい。そこだけ立ち読みしたいので。

追記

図書館で読んできました