VOCA展・上野の森美術館

いろんな方のブログでの言及を拝見してると、いまいちパッとしない印象で、別に行かなくてもいいか、という気分でもあったのだが、「あの」山内崇嗣(やまうちたかし)の作品が見られるということで、行ってきた。

俺が初めて山内崇嗣の作品を見たのは、2006年のオペラシティで、そのときはふーんって感じで通り過ぎたんだけど、確か、その少しあとに、いつも楽しく読ませてもらっている id:kachifu さんのはてダで、山内さんへの言及があって、「あー、こないだ見たなー」と印象に残ったのであった。

その後、今年に入って、 id:kachifuさんが 山内崇嗣の個展の告知をされていて、(ちなみにid:kachifuさん(末永史尚さん)といえば、美術手帖の今月号(3月号)の表紙に作品がのってる画家である)近いしちょっくら行ってみようか、ってことで行ってみてきて、その時はポスター(700円)を購入した。

確か、その二三日後だったと思うんだけど、ちょっと驚いたのが、はてなブックマークの「注目の動画」経由で「革命的オリーブ少女主義者」ってビデオを見てたら、そこにヘンなコメントをしてる人がいて。

で、その人のユーザー名が "omolocom" といって、コレどっかでみたなあ、どこだっけ、と思って良く考えたら、山内崇嗣のウェブサイト「omolo.com」と非常に似ている、ということに気づいた、という出来事があった。

単に似ているだけではなく、この "omolocom" なるユーザーが登録している映像一覧を見ると、これはどうみても山内崇嗣本人、もしくは彼に非常に近い関係者だとしか思えない。

例えばこんな映像を登録している。

(リェストゥール・キエロフスキというキュレーター(何人??)が企画した2004年のグループ展らしい)

で、そんな「出会い」(?)があった後、山内崇嗣のウェブサイトをみたところ、こんなことが書いてあって

VOCA展ですが、会場の物販にて、現在その会場でしか扱っていない
A1のポスター 700円
わくわくパック(Tシャツ、サイン付きシルクスクリーン、など)5000円
が売っています。今のところ、そこでしか売る予定がないので是非とも買ってください!売れてくれないと、困るんです!!

‚â‚Ü‚¤‚¿‚Ì‚Ù‚ß‚Ï‚°

ほいじゃあ、ちょっくら見にいってくるかな、ということで行って見てきた。

今回の山内崇嗣の作品は、いままでにない大きな作品で、例によって「冬芽ちゃん」が描かれている。

参考: @nifty:デイリーポータルZ:かわいい枝? 冬芽ちゃんって何さ

今回、山内崇嗣VOCA展に推薦したのは蔵屋美香さん(東京国立近代美術館主任研究官)らしいが、蔵屋さんが図録に書いてる解説文が非常にわかりやすくて面白かったので、出品作品について詳しく知りたい方はそれを見てください。

で、折角なんで「わくわくパック」も買ってみた。

Tシャツ。

iPodファミコンのコントローラー(但し紙製)

シルクスクリーン

オペラシティの展示の紙にヘンな絵とサインが入った限定品。

肩たたき券w

結構手間がかかっていて、実はあんまり儲かってないような気がする。

今回のVOCA展に来た人の中には、今回はじめて山内崇嗣の作品を見る人も多いと思うが、そういう人たちのうち、絵を見てただけで、これがなにを描いた絵なのか、わかる人ってどれくらいいるんだろう。

よく、「絵を鑑賞するには知識がないといけない。歴史とか色々勉強しないといけない」みたいなことを言う人がいて、俺は別にどっちでもいいんじゃないか? と思ってたんだけど、(つまり感覚的に見たければそうすればいいし、みたいな) さすがに全く前提知識のないところで一枚だけパッと見てもわかることは少ないよなあ、と最近は思うようになってきた。

今回のVOCA展では、他にも、巨大な焼き芋のような絵や、こりゃどこ撮ってるんだろ、って感じの地下街の一隅を撮影した写真(……と思わせてベクターで描いたイラストを出力したもの)など、面白い作品がいくつかあったが、やっぱり「もっと他に、色々作品みてみたいなあ」と思った。

東京駅が崩壊してる作品を出品している元田久治の作品は、以前別のを見たことがあったが、(確かBankART) 今回の作品をひとつ見て、他にどういうのを描いてるか想像できる人は少ないと思う。(BankARTでみたのはかなり迫力があった)

その点、山内崇嗣は、Flickrという、ネットに親しんでいる人たちにとっては非常に身近なツールを使って、自身の作品画像を公開しており非常に好感が持てる。

(さらに画像のライセンスがCreative CommonsBY 2.0になっている。このライセンスでは権利者名をきちんと表記すれば、商利用も可能なはず)

クリエイティブ・コモンズになってれば、Tumblr.にも気兼ねなく登録できるし、いいんじゃないでしょうか、こういうの。

なんか絵のモデルを募集してるみたいだけど応募してみようかな〜 ボンクラで年齢不詳ってのがあてはまってるし。

VOCA展の話のつもりがほとんど山内崇嗣の話になってしまった。

VOCA展 2008
会場: 上野の森美術館
スケジュール: 2008年03月14日 〜 2008年03月30日
金曜日のみ19:00閉館。会期中無休
住所: 〒110-0007 東京都台東区上野公園1−2
電話: 03-3833-4191



同時開催の加藤泉展もお見逃しなく

加藤泉 「The Riverhead」
会場: 上野の森美術館
スケジュール: 2008年03月14日 〜 2008年03月30日
住所: 〒110-0007 東京都台東区上野公園1−2
電話: 03-3833-4191