田中偉一郎 「春の展示即売会」神楽坂 ユカ ササハラギャラリー、谷口ナツコ展・五反田ギャラリーテオ

田中偉一郎 「春の展示即売会」

山本現代があったとこに隣のビルからこしてきたユカササハラギャラリー。

六本木クロッシング2007」で、オーディエンス賞を受賞した田中偉一郎の展覧会。一点ものの作品に加え、お手頃価格の数量限定作品も多数取り揃えた「展示即売会」

映像作品のDVD (クラシック・カラオケ)がちょっと欲しかったんだけど、DVDって、なんかの拍子に読み出せなくなったりするし、10年単位で保存が利くのかどうか不安なんだけど、そういうのってどうなんだろうか。

映像自体はDVD買って、すぐリッピングしてどっかに保存しておけば、なくなることはないだろうけど、そういうデータ自体には美術作品としての金銭的な価値はないよね。有名コレクターや美術館なんかだったら、買って読めなくなれば作家に連絡して作り直してもらったりできそうだけど。

せめて値段が 1/3 ぐらいだったら、ぐたぐた悩まずにかえるんだけどなー

田中偉一郎 「春の展示即売会」
会場: ユカ ササハラギャラリー
スケジュール: 2008年03月22日 〜 2008年04月26日
住所: 〒162-0812 東京都新宿区西五軒町3-7 ミナト第3ビル4F
電話: 03-5228-5616 ファックス: 03-5228-5616

谷口ナツコ展 五反田ギャラリーテオ

id:mmpoloさんが大絶賛していたので、どれどれ、と見に行ってきた。

確かにすごい。圧倒された。

こんなこといったら悪いが、パソコンの画像で谷口ナツコの作品をみてもあんまり意味が無いと思った。縮小画像と実物は、ほとんど別ものと言ってもいいだろう。(もちろん画像を見られたからこそ、面白そうだな、行ってみよう、と思ったのだけれど)

「過剰さと凄みに圧倒」される、「文脈も哲学も必要としないプリミティブなアボリジーニ的」谷口ナツコの世界。 印刷したり、パソコンで縮小画像をみることもできるけど、その本当の凄さを印刷することはできず、実際に絵の前にたたなければ感じることが出来ない。それはまるで作家の自立した強い精神が作品にうつしだされ、社会に安易に消費されていくことを拒否しているかのようにもみえます。

……みたいな。

こうして考えてみると、単に緻密なだけでなく、描かれているのが、こちらにお尻や陰部をさらした気持ち悪い女の子だったりすることも含めて、社会に対する挑発、拒否、みたいな感覚も表現されているのだろうか、という気にもなってくる。

ギャラリー・テオで4月19日まで。

五反田、キャッツシアターの近く。キャッツシアターの隣に大きなコイン駐車場あり。

そういえばギャラリーのお姉さんが、どっかで見たなあと思ったら、以前、よそのギャラリーで相手してくれた方だった。髪や服の感じが全く違っていて、すぐにはわからなかった。何着ても似合うタイプとお見受けした。