画廊にいってみた。
清澄白河の小山登美夫ギャラリーに行ってみた。エルネスト・ネト展 (Ernesto Neto) 開催中。
こういうのは売り物なのだろうか? 買う人がいるとして、どこにどう置いておくんだろう。という感じ。画廊のシステムは良くわからないので、ひやかすのもきがひける。
実は、ここに来てみたのは、エルネスト・ネト展が目的ではなく、同じ建物内にあるタカ・イシイギャラリーの森山大道 「25時 Shinjuku, 1973」が見てみたかったから。
こりゃあ、新宿区としてはお蔵入りだよなあという感じ。30年前の新宿の夜の光と影がこうして記録に残ってると思うと感慨深いんだけど、何が写ってるのかよくわからないので、綺麗な映像を期待した人はイライラするだろう。漠然と「新宿から光が発していた」という状態を表現した作品としてはとても面白いんだけど。写真家らしい視点で撮影された映像、なのかな?
こう言うと失礼かもしれないが、ネコの視線のような気がして面白かった。
(追記: ちなみに昨日の日経朝刊の記事には、依頼したのは新宿の商店街で、「何らかの事情で、企画は立ち消えに」なったとある)
これも同じ建物内のヒロミヨシイギャラリーで見た「秋山幸・大城絢展」は、なかなかすてきであった。こういうのは、壁にかけてある作品しか売っていないのだろうか? 他にも色々あるなら、みてみたいような気もしたが(欲しいかもしれない、という意味で)
うっかり声をかけて予期しないことが起こると怖いので見るだけにしておいた。
しかし、このギャラリーたちは、どういう理由でこのビルに入っているのだろうか。駅からも遠いし。(近くにコインパーキングがあるが)
まあ、駅から近ければいい、という問題でも無いような気がするけど。
建物が倉庫仕様になっていて、エレベーターが変 (一度に行き先ボタンがひとつしか押せない。降りても自動的にしまらない、とか) だったのが面白かった。
倉庫だったら、ここ以外にも色々あるはずだけど、公園が近くて、川も近い。なかなか落ち着くロケーションであった。
その後、東京都現代美術館へ。ディズニーアート展が万一すいていたらみてみようかな、と思ったら、案の定行列してたので、パス。
地下でおこなわれていた「トーキョーワンダーウォール公募2006 入選作品展」をみる。(入場無料)
もりゆーこさん(id:iromuさん)の大きな作品が入選していた。なかなか立派な作品。もっと巨大な、屏風のような仕立ての絵に展開しても面白いかもしれない。
他の作品も、なかなかたいした力作ぞろい。のんびりみていたら大雨になったが、見終わったころには晴れていた。