ミセス・ダウト (Mrs. Doubtfire)

テレビつけたら「また」ミセス・ダウトをやっていたので、ザッピングしたり本読んだりしながら見てたんだけど、ミセス・ダウトが死んだ夫の話をしているシーンで「嫌な記憶は消えてよい記憶だけが残る……」みたいな話をしていたので、ちょっと気になって検索してみた。

妻: Did you and Mr Doubtfire ever... You must have had your share of problems.

ダ: Oh, of course, dear. What marriage doesn't?
But I always say: the bad times fade away,
and the good ones adhere themselves to your memory.

"I always say"の「say」ってのは、「そうじゃないから、そうなるように願っている」(つまり、悪い記憶だけが残りがちなので、そうじゃないんだよ、と(自分に)言い聞かせている) っていうニュアンスなのか、それとも、「実際そういうもんなんだよ。時間が解決するんだよ」ってことを言ってるんだろうか。どっちだろう。

俺はほんとに悪い記憶ばかりが残るタイプなので、本当に毎日つらい。

昔、何かで読んだのは、「うまいものを食った記憶はすぐになくなるけど、まずいものを食った記憶はいつまでも残るものだ」みたいな話で、これは深く納得した。(実際そうだし)

たぶん、こういうのは「選択的記憶」とかいうものの一種なんじゃないかと思うけど、自分の都合の悪い記憶ってのは、生存のために必要な情報なので残りやすい(熱いヤカンをさわったとか)、一方、自分に都合のいい記憶(うまいものを食ったとか、いい思い出とか)は、別に自分の生死に関わるわけじゃないので忘れやすい。

……という解釈をしていたんだけど、ミセス・ダウトみたいな、いい記憶ばかり残ったりする人もいるのかな。(遺伝的形質だろうか?)

人間には、嫌な記憶があると、自分に言い訳して「見えなかったことにしてごまかす」ってメカニズムがあったりするみたいだけど、ミセス・ダウトはそういう能力が高い (それが妻をいらだたせている) っていう映画の設定になってるのかな?

まあ、なんでもいいけど、今週は、テレビで映画をいっぱいやってるみたいだ。なんでだろう。NHK BSでは、今日は「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」、明日は「アメリカン・ビューティー

昨日の深夜は日テレで今敏の「東京ゴッドファーザーズ」。おとといは「スチームボーイ」。なんなんだろ。