美術手帖4月号「アートマーケット」のしくみが知りたい!

ひどいねこれ。

24ページ「コレクションの基礎知識・どう値段は付けられるの?」より

ミヅマさんは、値付けについて「値段はギャラリーの専権事項なので、場所が異なっても、同じ価格で販売しなくてはならない」と慎重な姿勢を見せている。日本の場合、特別な状況にあるという。特に日本画や西洋画のマーケットはプライマリー・ギャラリー、作家本人、デパートと、3種類の場所(マーケット)が存在する。現代美術作品において、特に作家がプライマリー・ギャラリーに所属する場合、このような状況はありえない。また、日本で買おうが、海外で買おうが、値段に違いがないようになっている。ただし、プライマリー・ギャラリーとは異なり、流通を目的としたセカンダリー・ギャラリーが存在する。

「ありえない」ってのは、どこの国の話?

専属だったらありえないかもしれないね。だから何?

外国の作家は、ギャラリーの専属になっているのがあたりまえなんだよ、というなら、そういう書き方をすればいい。(俺が最大限脳内補完して読むとそういう話のように読めるが……)

せっかくミヅマさんに色々話を聞いても、それを要約する能力のないやつが記事を書くと滅茶苦茶になるという好例。

悪いけど、これが1,600円する雑誌の記事ですかね。

まあ、時間が全然ないのに、(長い話を)2ページにまとめろって言われて困ったのかもしれないけど。

あと、貸し画廊の話が、ざっと読んだ限りどこにも書いてない。

……「3種類の価格」と書くべきところを「3種類の場所」と書くからわかりにくいんだな。どっち向いて商売してるかが如実に出るね。