VOCA展・田中功起ショー・上野の森美術館

町田久美、山口晃、塩保朋子などなど。

町田久美の作品は、さすがに露骨な性の表現ではなかったが、スプーンに白いものが入って、それが手のひらにめり込んでいるという、やっぱりこれも性的なイメージなんだろうか。(美術手帖の4月号に、360万だよ、って載ってるやつと似てる。同じものかな?)

去年オペラシティーで見たヒラタシノの絵も良かった。生け花とかやってそうなオバサンが四人、絵の前に立ってしげしげと眺めていた。よくみると花の絵なんですね。こういう絵、ほしいなあ。(ちいさいやつで)

VOCA賞は、山本太郎の屏風。山本太郎というと、競泳用の水着を着て、体に油みたいなものを塗ってクネクネ踊る人(天才たけしの元気が出るテレビだっけ?) を思い出すが、その人ではない模様。

あと、VOCA展とは別に、「田中功起ショー」ってのをやってたんだけど、これが非常に面白かった。誰か行って見てきて、うまく言語化して欲しい。「あーっ」となる映像を集めた作品。としか言えない。壁に立てかけたモップがパタっと倒れたり、衣装ケースが床の上をずるずる引きずられながら動いたりして不快な音を立てたりする。どれをみても、似たような「あーっ」という感情が引き起こされる。この人はすごいな。