愛の妖精ぷりんてぃん
ハートが二つ組み合わさって出来ている愛らしいキャラクター、愛の妖精ぷりんてぃん。高い芸術性を感じさせるアート作品。世界に通用するキャラクターだと思う。
個人が自由にコピー・改変・二次創作できる「フリー・キャラクター」で、詳細な利用規約が定められている。
コピー・改変して使用する際、著作権者名の明記は義務付けられていないが、その代わり、ぷりんてぃんを利用する人々=「ぷりんてぃんエンジェル」への感謝のメッセージの付記が求められている。(愛の妖精ですから)
また、コピー・改変・二次創作された作品にも「フリー・キャラクター規約」が適用されるというGPLっぽいviralな特徴がある。(つまり「シェア・アライク」)
個人・同人サークルに限り、グッズ販売も認められているが、ソフトウエアと違って、ちょっとした制約がある。
この規約の内容で全く問題なく運用できるのかどうか、ちょっとわからないが、興味深い試みだと思う。クリエイティブ・コモンズに近いんだけど、なにしろ愛の妖精キャラなもんで、条件がちょっとストリクトになってるような感じ。
また、原作者「みめこひめ」さんのサイトでは、思わず椅子から転げ落ちそうになる「ひめ」のハイテンションな肉声を聞くことができる。(Internet Explorerのみ?)
http://www.takamagahara.com/printin/
ひめの肉声を聞いたら、この↓Flashで余韻を楽しもう。
http://sakage.s54.xrea.com/printin.html
さらに、書籍化もされているようだ。もともとは、2004年に、2ちゃんねる等で話題になったサイトらしい。
- 作者: 未女子日女
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/11/30
- メディア: 単行本
- クリック: 35回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
気になるのは、この本のなかの「ぷりんてぃん」にはフリー・キャラクター規約が適用されるのかどうか、ってとこ。規約上はグッズ販売が出来るのは個人や同人サークルに限られるのだが、そこで販売したグッズ・コンテンツは、(GPL的に)規約が適用されて自由にコピー・転載ができることになっている。
オープンソース系の技術書なんかだと、たまにコピー自由でネットからもダウンロードできたりする本もあるけど、この本はどうなんだろう。(別ライセンスになってるんなら、それはそれでいいんだけど)