愛の妖精ぷりんてぃん

ハートが二つ組み合わさって出来ている愛らしいキャラクター、愛の妖精ぷりんてぃん。高い芸術性を感じさせるアート作品。世界に通用するキャラクターだと思う。

個人が自由にコピー・改変・二次創作できる「フリー・キャラクター」で、詳細な利用規約が定められている。

コピー・改変して使用する際、著作権者名の明記は義務付けられていないが、その代わり、ぷりんてぃんを利用する人々=「ぷりんてぃんエンジェル」への感謝のメッセージの付記が求められている。(愛の妖精ですから)

また、コピー・改変・二次創作された作品にも「フリー・キャラクター規約」が適用されるというGPLっぽいviralな特徴がある。(つまり「シェア・アライク」)

個人・同人サークルに限り、グッズ販売も認められているが、ソフトウエアと違って、ちょっとした制約がある。

この規約の内容で全く問題なく運用できるのかどうか、ちょっとわからないが、興味深い試みだと思う。クリエイティブ・コモンズに近いんだけど、なにしろ愛の妖精キャラなもんで、条件がちょっとストリクトになってるような感じ。

また、原作者「みめこひめ」さんのサイトでは、思わず椅子から転げ落ちそうになる「ひめ」のハイテンションな肉声を聞くことができる。(Internet Explorerのみ?)

http://www.takamagahara.com/printin/

ひめの肉声を聞いたら、この↓Flashで余韻を楽しもう。

http://sakage.s54.xrea.com/printin.html

さらに、書籍化もされているようだ。もともとは、2004年に、2ちゃんねる等で話題になったサイトらしい。

愛と幸せの妖精 ぷりんてぃん

愛と幸せの妖精 ぷりんてぃん

気になるのは、この本のなかの「ぷりんてぃん」にはフリー・キャラクター規約が適用されるのかどうか、ってとこ。規約上はグッズ販売が出来るのは個人や同人サークルに限られるのだが、そこで販売したグッズ・コンテンツは、(GPL的に)規約が適用されて自由にコピー・転載ができることになっている。

オープンソース系の技術書なんかだと、たまにコピー自由でネットからもダウンロードできたりする本もあるけど、この本はどうなんだろう。(別ライセンスになってるんなら、それはそれでいいんだけど)