NHK・美しき大宇宙・統一理論への道
超ひも理論を紹介する番組なんだけど、とてもよくできていた。番組の中身を知らずに偶然HDDレコーダーで録画したんだけど、見られてよかった。
演劇を学んだこともある物理学者、ブライアン・グリーン博士が案内役。自身の著書「エレガントな宇宙」を映像化。
映像が綺麗で、見せ方がとてもよく工夫されている。
色々調べてみると、番組のウェブサイトがあって「NOVA | The Elegant Universe | PBS」 なんと番組を無料で見ることができる。
まあ、全部で三時間くらいあるので、ネットで全部見る人がいるのかどうかはわからないが。
The Quantum Cafe (量子カフェ)のチャプターなんかは映像がよく工夫されていると思った。綺麗だし。
宇宙は小さな輪ゴムみたいなヒモがぷるぷる振動したものが集まって出来ている。仮に原子の大きさが太陽系くらいあるとすると、このヒモの大きさは街路樹くらいの超ちいさいもの。
「……だとすると、理論上は色々うまく説明できるみたいだ」という段階で、まだ実証されたわけではないらしい。
こういう話を聞いてて不思議なのは「じゃあ、なぜ、そのヒモは存在するのか?」と考え出すときりがないってこと。
この番組はDVDになって販売されてるらしいけど、
- 作者: 教養
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/09/22
- メディア: DVD
- クリック: 47回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
番組の元になった本はこれ?
- 作者: ブライアングリーン,Brian Greene,林一,林大
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 278回
- この商品を含むブログ (109件) を見る
しかし、ウェブサイトもよくできてるなー。「Multidimensional Math」なんか、誰がどういう会議すればこういうコンテンツが作れるんだろう?? って感じの秀逸な解説。
「A Sense of Scale」ではヒモの大きさを実感できる解説コンテンツを見ることができるが、途中の原子サイズのスケールの画像が、イームズの「Powers Of Ten」と似ているような気がするんだけど、これは意図したものなんだろうか?
それにしてもこのBrian Greeneコロンビア大学教授は凄い。5才で30桁の掛け算ができて、12才の頃には高校レベルの数学をクリアしてしまって大学教授が家庭教師に。演劇も学んでIMDBにも名前が載ってる。これはすごい。