内田士郎・べリングポイント社長

お菓子を食べながら、昨日の日経夕刊を読んでいたら、べリングポイント社長の内田士郎さんの記事が目に留まった。

「世界進出を加速する日本企業、米系コンサルタント会社べリングポイント(日本)社長の……」

と、記事のリードにある。どういうことだろう?? べリングポイントって、プライス・ウォーターハウス・クーパースのコンサルティング部門が独立して、アクセンチュアみたいに改名した会社……じゃなかったっけ? 日本企業だったのか? (べリングポイントってのは日本法人だけが名乗ってるんだっけ?)

会社概要を見ると、KPMGコンサルティングから社名変更、とある。KPMGだったっけ。

IBMが買収したのって、べリングポイントだったような気もするけど違ったかな……。

んで、それはいいんだけど、記事の内容がとてもドラマチック。

大学時代は勉強しないで原宿で露天商をしていた。2、3ドルで仕入れたTシャツが3,000円くらいで飛ぶように売れ、小遣いに困ったことが無いという内田社長。

卒業・就職するにあたって、成績不振の内田社長は、資格取得に賭ける。公認会計士を目指したのだ。しかし「学生時代勉強してなかったので成績が悪い、だから公認会計士を目指す」とかいっても、実際合格するのは至難の業だ。

その苦しい試験勉強を支えたのが、友人の事故死。ある時、台風一過の伊豆でサーフィンをしていた内田社長。一緒に波乗りしていた友達もろとも大浪に巻き込まれてしまう。

内田社長は運よく海面に浮き上がったが友人はそのまま行方不明に。二日後、遺体で発見される。悲しみに打ちひしがれる内田社長に亡くなったご友人のお父様が声をかけて、「息子はいい友達をたくさん持って幸せだった、君達が悲しむ必要は無い」と。

亡くなった友人の分まで生きなければ、と公認会計士の勉強に励む内田社長……

続きは、今日の夕刊で。

……気になったので調べてみたが、プライス・ウォーターハウス・クーパースのコンサルティング部門が、IBMに買収されてIBMビジネスコンサルティングになったと。べリングポイントは全然関係ないな。勘違いしてた。

@IT:新ブランド「ベリングポイント」の下、ビジネスとSIの統合コンサル提供

これ読んでも「世界進出を加速する日本企業、米系コンサルタント会社べリングポイント」ってリード文の意味はわからないなあ。どういうことなんだろ。

追記: よく読んだら、「グローバリゼーションの波に乗って、世界進出を加速する日本企業。」で一旦切れて「べリングポイントの内田さんは、公認会計士として、日本企業のグローバル展開を支えてきた」って書いてある。「世界進出を加速する日本企業」は、内田社長が支えた顧客企業ってことか。

バカだな俺。最後までちゃんと読めって感じ。