「新宿ID」新宿駅南口・跨線橋架替工事仮囲い

新宿駅南口では、この何年か、ずっと工事がおこなわれている。これは、「南口地区基盤整備事業」関連の工事。

サザンテラス横の線路の上に巨大な人工地盤がつくられて、バスターミナルとか、その他の施設ができるらしい。

これに伴って、新宿駅南口を出てすぐの甲州街道のところの工事現場では、大正期につくられた「跨線橋」の架け替えをおこなっているらしい。

その、跨線橋架け替え工事現場では、以前から、「新宿サザンビートプロジェクト」とかいって、仮囲いにイラストを描いて展示してたりしていた。

その仮囲い、こないだいってみたら、「新宿ID」という写真展に衣替えしていた。

吉永マサユキという写真家が撮影した、一般人のポートレイト写真が展示されている。(よくみると一部、有名人も混ざっている)

こんな感じ。(※以下は俺が撮った写真ではありません)

http://www.flickr.com/photos/lukechanchan/175443444/

(これ鈴木慶一さんらしい。全然気づかなかった)

http://www.flickr.com/photos/lukechanchan/175443500/

写真が大きくて、枚数も多いので、なかなか圧倒される。見れば、写ってるのは普通の人ばかり。つまり、道を歩いていて前や後ろ、向こうから歩いてきてすれ違うような「ただの人」ばかりなんだけど、普段、いかに、そういう人たちを「無視」して歩いているか、気づかされるところが面白い。

普通の人の写真を大きく引き伸ばして、普通の人が大量に歩いている道端に飾るという発想。会議をやったら「それなにが面白いの?」って話になりそうだけど、これはとても面白い試み、まさに、ここでしか感じることができない面白さだと思いました。美術館などの、四角い空間に閉じ込めたら、こういう感じにはならないんじゃないかな、と。

どの人もとてもいい顔をして写ってるのもよい。けちのつけようがない、自然で堂々としているところがいい感じです。

新宿跨線橋架替工事 新宿駅南口地区基盤整備事業

新宿サザンビートプロジェクト

なんか、撮影モデル募集中らしい。とりあえず応募してみたけど、こりゃあ、応募殺到だろうなー。