ビル・ヴィオラ: はつゆめ展 (六本木・森美術館)

j0hn2006-10-14


MORI ART MUSEUM 「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」

まっくらな空間に、巨大なスクリーン、大きな音のビデオインスタレーションがたくさん。とても面白かった。

ふだんは、映像インスタレーションモノは退屈してしまって、ちゃんと見ないことが多いんだけど、これは、じっくり見てしまった。人間ってなんなんだろーっと、色々考えてしまう面白い映像作品満載。

陰々滅々と哲学的に悩んでる人の頭の中を美しく映像化したような感じ。

映像の時間が途切れたりゆっくり進んだりするところが、悩んでる最中の頭の中のイメージと、とても似ていた。

プロジェクターで投影する作品はスクリーンの置き方が色々工夫されてるし、液晶やプラズマディスプレイを使ってるものも、映す映像が良く工夫されている。一瞬、絵(静止画)かな? と思うような映像で、じっと見てるとジワーっと動き出すようなかんじ。

俺が今年見た美術館の展覧会の中では、ダントツで一番面白かった展覧会と言える。

(ただ、暗い空間で大きな音が出るので万人向きという感じではない。「怖い!!」とかいってたお客さんもいたし)

参考: