SNSで自分の実名を公開せずに昔の知り合いと再会する方法
でも実名登録しないと同窓生など昔の知り合いを捜せない、捜してもらえない、同じ会社や学校の仲間を見つけられないなどのソーシャルネットワーキング上の不便が発生しますね。SNSもやりにくい時代になったものです。
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1822
現状、mixiなんかで昔の知り合いを探すには、検索画面をだして、自分が探してるやつ(相手)の名前を入力するわけです。
これが結構怖いのは、システムに、(この場合mixiに)「自分が探しているやつ、興味を持っているやつの本名」のデータを提供しているところ。
たとえば、この、名前検索履歴を全部DBに入れておくと、人によっては同一の名前を何度も何度も定期的に、頻繁に検索していることがわかるかもしれない。(mixiのなかの人にわかってしまうかも、という意味)
色んなケースが考えられるけど、たぶん、何度も検索するのは「大好きなやつ」か、「大嫌いなやつ」で、最近つきあいが無いやつ、ってとこだろう。
こういうケースでは、システムの「中の人」をある程度信用できれば問題にはならないだろうけど。
ただ、興信所などの「金が絡む調べもの」を商売にしている人にとっては、この、「検索履歴をこっそり記録できる中の人」の価値は高いかもしれない。
……と、まあ、そういう妄想気味の話は置いといて。
こういう仕組みのSNSがあったらどうだろうか。
まず、SNSに本名を登録する。これは特別な条件を満たした人以外は見られない。ここで仮に「 A さん」が、本名を登録したことにして、話を進めよう。
次に、「再会したい昔の知り合いリスト」を登録する。これは現在、会員検索画面で入力して検索している「知り合いの名前」を一覧にしたもの。このリストは、プロフィール画面などには出ないが、特別なやり方で調べることができる。ここで、A さんは、「 B さん」の名前をこのリストに登録したと仮定しよう。Bさんは、Aさんの小学校時代の恋人だ。
ここで Aさんは待つ。(現在のmixiの会員検索画面のようなものは存在しない)
さて、ここで Bさんが入会する。本名欄に B さんと入力する。すると、既存会員の「再会したい昔の知り合いリスト」が自動的に検索される。
Bさんの画面には「Aさんがあなた(Bさん)をリストに登録しています」と、でる。BさんがAさんに、いまだに好意を持っているなら、Bさんのほうから連絡を取ればよい。これなら両想いだ。(Bさんから連絡が来るまで、AさんはBさんが入会したことを知ることはできない)
現状のシステムだと、AさんがBさんを探してアプローチするので、BさんがAさんのことを「忘れたい」と思っていても、Aさんはメッセージを送ってしまうかもしれない。「片思い」でも連絡が取れてしまう欠点がある。(今回提案しているシステムならば、もし、BさんにとってAさんが「ストーカー的」な人であれば、Aさんが気付く前に「アクセスブロック」に登録することもできる)
また、これだと同姓同名がひっかかってしまうので、Aさんが一言コメントを登録しておき、「○○小学校で一緒だった Bさん」……と入れると、危ないので「よく○○の駄菓子屋でデートしましたね Bさん」的なコメントにしておくと。
つまり、Aさんの本名を知ることができるのは、本名欄に「Aさんの再会したい人リスト」と一致する名前を登録した人のみ、(この場合Bさん)ということ。
AさんのリストにBさんの名前が載っていることを知ることができるのは、本名欄にBさんの名前を入れた人だけだ。(これが本当にBさんかどうか、ってのは、他の手段を使って認証するしか無いだろう)
このシステム、
- 自分の本名の公開範囲を最小限にすることができる
- 双方が再会したいと思ってるときのみ、連絡を取り合うことができる
というメリットがあるのだが、特許としての新規性は認められるだろうか?