シンワアートオークション・コンテンポラリーアート下見会

シンワアートオークションで現代アートのオークションが開催される、という情報をキャッチして、早速、その「下見会」に行ってきた。

「下見会」というのは、オークションに出品される作品たちを無料で「下見」できる会。オークション自体は、今日(12月2日)の午後六時から開催されるらしい。(これには参加しないつもり)

ネットでもカタログが見られるようだ。(なぜかFirefoxではみられないFlashのカタログ)

村上隆会田誠草間彌生森村泰昌奈良美智ほかの作品が出品されていた。

個人的には、須田悦弘さんの作品(84番)、小林浩さん(VOCA展2004, シェル美術賞2004他)の作品(88番)がちょっとみてみたくて、それで、きてみたんだけど、これはなかなかすてきな作品達であった。

このオークション、ちょっとよくわからないのが、松井冬子さんが描いた「小下絵」というのが出品されていて、(80番)これが、予想落札価格70万円もするのだ。(よくみると、足のところで紙が切れていて、テープで貼り付けてあったりする)

これ、描いた本人が出品したんならいいんだけど、そうでないなら、どういうルートでだれがどういう値段付けをして、オークションに出品されることになったのか、なんとも不思議な感じがした。(係りの人に聞いてみりゃよかったんだけど、なんかどうでもいいような気もして(別に欲しくなかったので)聞かなかった)

もうひとつ不思議だったのは、忽那光一郎さんという写真家の作品(40番)。

印刷物のカタログによると、今年の二月に初の個展、今年の夏に初の写真集をだしたというかたらしい。そんなかたの作品がもうオークションに出て、予想落札価格が50万なのかー。売主は誰なんだろ。という感じ。

こういうオークションってのは、必ずしもコレクターが出品者だとは限らないのかな??

んで、ちょっと気付いたのは、mixiの現代美術コミュニティで、このオークションの前夜祭パーティーみたいなのを宣伝している人がいたんだけど、その人がらみの別のコミュニティをみてみると、この写真家さんの個展のお知らせが出ていたりする。このギャラリーさんが作品の評価を知りたくて出品したって感じなのかな? (mixi見てないやつは気付かないんだろーなー)

落札結果は、ウェブで公開されることになっていたはずなので、またあとでチェックしてみることにしよう。