六本木国立新美術館「20世紀美術探検」、九美洞ギャラリー・アダム・ブース展ほか
うわさの国立新美術館に行ってきた。
開館記念展「20世紀美術探検」展。一般・一名、1,100円
いろんな作品が見られる。
基本的に、日本各地の公立美術館などで所蔵されてる作品の展示がメインっぽい。
竹橋の国立近代美術館とか東京都現代美術館の常設展でみたことがある作品がいくつかあった。
まあ、いろんなとこの所蔵作品をまとめて見られるってことで、ある意味、貴重な展覧会ではあると思う。
ウェブサイトで作品リストを公開しないのはなぜだろう。(たくさんありすぎて面倒くさかったのかな?) 面倒がらずに作品リストを公開して欲しいと思った。
記憶に残ってる作品
- デュシャンの泉
- ダン・フレイビンの蛍光灯
- ジェフ・クーンズの「掃除機」
これらの作品にどんな意味があるのかよく知らないけど、お金払って美術館で見なければいけない作品なのかな、っと。
最後のほうの部屋では現在活躍中の作家の作品が。ここはなかなか面白かった。
なかでも高柳恵里の作品が面白かった。
まず、女性のお洋服の展示。お洗濯は慎重にって感じの着心地のよさそうな服。
次に、リビング(居間)の写真。居心地のよさそうな部屋だけど、平面の写真になってしまった。
さらにその奥に行くと……、真っ暗な部屋。赤・青・緑のランプが壁を照らしている。色だけになってしまった。
……みたいな。ほとんどの観客は素通りしていた。
マイケル・クレイグ=マーティンのも面白い。8bitっぽい原色で身の回り品を描いたもの。
ちょっと違うけどこんな感じ
シムリン・ギル (Simryn Gill) の写真も興味深かった。どっかの国(たぶんアメリカ?)のまちの風景。
この写真を見ていたら、うしろから杖を突いたおじいさんがつかつかとやってきて、監視係のお姉さんに「これは何!?」と大きな声で聞いていた。
「写真です……」とお姉さん。「なんの写真!!??」「作家さんの日常生活の……」最後まで聞かずにおじいさんは次の作品にむかって歩いていってた。(そのつぎのやつがまたへんてこなやつだったんだけど、おじいさんは大丈夫だっただろうか)
一階のフロア全てを使った大規模な展覧会であった。
二階では、文化庁メディア芸術祭10周年企画展 「日本の表現力」が。(入場無料)
テレビ・アニメ・ゲーム等の展示、過去のメディア芸術祭の作品展示、今敏「千年女優」の上映など。(最初から見たかったなこれ)
ここでひとつだけ面白かったのが、磁性流体アート。
これいま本屋で売ってる日経サイエンスっていう雑誌で特集されているやつ。これは不思議な液体だった。
それと、黒川紀章展っていうのもやってる。この黒川紀章展、後半は黒川紀章と何の関係があるんだろうって感じの色んなものが展示されていた。(くたびれてたんでよくみなかった)
あと、外ではこんなものが。
(絵が汚くてすみません)
つづいて、西麻布一丁目の九美洞ギャラリーへ。
アダム・ブース個展。アダム・ブースさんってかたは、西洋人で現代風日本画を書いてらっしゃるらしい。象さんの絵が手ごろな感じでちょっと欲しいような気もしつつ、ちょっと顔が怖かったので見るだけにしておいた。
このギャラリーは、場所がわかりにくい!!
たぶんここだと思う
その後、乃木坂のほうに戻って、TOTOのギャラリー間(ま)へ。千葉学 「そこにしかない形式」展。建築模型の展覧会。なかなか面白かった。しげしげと見てしまった。
『千葉学 「そこにしかない形式」』
会場: ギャラリー・間
スケジュール: 2006年12月02日 〜 2007年02月17日
住所: 〒107−0062 東京都港区南青山1−24−3 TOTO乃木坂ビル3F
電話: 03-3402-1010 ファックス: 03-3423-4085